前回に引き続き、山下達郎、そのすごさについて語ると。
御年64歳! (何度もすみません)
とにかく体力、声力が凄い。
2008年からライブ活動を復活してここ10年ほど毎年50,60日本中の会場を回るらしい。
今年も49回こういったライブを日本中でやるらしい。中野サンプラザも2日公演。一回だけでも疲れるのに、たぶん3時間以上を2日続けてやる。神だ。
「中野サンプラザ」
なぜ中野サンプラザと言えば。80年代最も使った会場らしく、自ら「聖地」と呼んでいた。
もちろん、ここだけではなく国各地でライブを行う。そして時には、ラジオの収録ライブも。
先日のそれは1日200人限定の狭い会場でやったらしく、その時の応募がなんと6万通ほど来た。
それを見て、スタッフが興奮して「東京ドームで出来ますよ!」と言ったが、それを聞いて本人は一言「絶対やらない」と。
実際、体力的にも金銭的にも東京ドームでやる方が、よっぽどいいらしい。東京ドームで一回やれば中野サンプラザで25回もやらなくてもいい。
しかし、本人はお客様の体温が感じられる会場でしかやらないと決めている。そしてそれを50年以上もやっている。お金ではない。それが生き方なんだと。
確かに今回の中野サンプラザのライブでは、全員が一つになり、キャンプファイヤーのような
一体感があった。やっぱりここなんだろうなと思う。
ちなみにCDの聖地は「銀座山野楽器」らしい。達郎さんのCD売上日本一はずっとここらしい。これもすごい。
山下達郎という生き方を語る時、今回のライブで達郎さんから聞いた"4つの言葉"が全てを
表している
1.なぜそこまで、1ステージ3時間以上も、一生懸命にやるのか?
「もうこんな年だから、明日出来なくなるかもしれないから、今日やれる事は全て
やろうとして、うたっている。」
2.「僕は、今の世の中を憂いたり、政治に対してもいろいろと思う事もある。だけどその
考えテレビに出て、あれこれ言うことはしない。僕はシンガーソングライターなの
で、曲で自分の思いや考えを表し、伝える」
3.「みんなで少しずつ協力すれば、世の中が良くなると思う。みんなで協力して、
いい世の中にしていきましょう」
4.「音楽は、みなさんを救うことは出来ないかもしれないが、みなさんをいやしたり、
励ましたり、勇気づけたりすることが出来ると思う。」
(メモと取っていたわけではないので、一言一句合っているわけではないが、こういうことを言われていたと思う。)
今回の学び「ぶれないことは、美しく、そして強い」