どんな時代でも変わらない事を前回書いたが、もちろんコロナ以前の世界とは大きく変わったものも多い。そして、その変わる時代において我々は、二度と戻らない時間の中で多くのものを失った。
イベントだけでも2020年度の東京オリンピック、入学式、卒業式、春夏の甲子園大会など、枚挙にいとまがない。
一方、この騒ぎによる甚大な「マイナス」の中、それだけでは終わらせないと多くの人が考え、実行し、「プラス」の事を生んでいった。
テレワークから始まり、zoom等による会議や商談。
これで初めて気づいた! 今まで、どれだけの時間やコストを出張の移動のためにロスをしてきたのか?これで、自粛解禁後もその無駄を今後も激減していくだろう。さらに自粛の中、モバイル飲み会なるものもはやり、同窓会などリアルの時より出席率が多くなったと聞く。
医療現場では、防護服の代わりとしてカッパを代用品にしたり、そして飲食業界では、ミシュラン3つ星までもテイクアウト、デリバリー、そしてワインや食材などの販売も行った。
全員が制約の中で、それでも人生を楽しむために知恵を働かせ、工夫をし、プラスを生み出していった。
もちろん、我々の企業も、時代に合った新しい商品、接客の仕方、そしてビジネスモデルさえも変えるように努力を重ねている。
これらの事は、必ずアフターと言われる時代において、大きなプラスになると思う。
人間は、どんな苦境の時でも知恵を働かせ、マイナスをプラスに変えることが出来る。人間礼賛!人間万歳!
マイナスだけでは終わらない。これも今回の大きな収穫である。
今回の学び「緊急事態宣言の際、決して時が止まっていたのではなく、むしろ次の時代に時間が早回りしたのかもしれない。」
おまけ1
今年にやられたらやり返す、倍返しの「半沢直樹」の復活はタイムリー過ぎる!
おまけ2
コロナ禍において、多くの小売、レストランが廃業、閉店に追いやられている。こういった中、「ぜひ残ってもらいたレストラン」を思い浮かべてみると、もちろんあれが食べたいと思う一品も大切だが、絶対にもう一度!と懇願するレストランに共通するのは、そのホスピタリティ!美味しい料理を食べたいというより、あのおじさん、あのおばさん、あるいはあのサービスの人に会いたいと思う。やはり最後の最後は、人と人との触れ合いと思う。
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