コロナで考えた事1

user-pic
0

「今、医療従事者はみんな、死の危険にさらされながら、見えない敵と最前線で戦っている。何の武器も持たずに。」と僕の知り合いの病院長から聞いた。

上記の言葉に続けて、

「戦場では普通、軍医らは軍隊に守られながら、安全地帯で負傷兵を治療する。しかし今回の場合は逆だ。一番戦場の近くで無防備で戦っているのが現状です。」

その言葉を聞いて、思わず頭が下がった。

 

バンクシーが新作で、表現している。「バットマンやスパイダーマンの代わりに今のヒーローは医療従事者だ。」と。

 

我々小売業をはじめ、飲食業、サービス業、さらには公共機関など様々な現場において、スタッフは、毎日不特定多数の人と接しています。

企業は、会社を存続させるためには店を開けなければなりません。それが社員の生活を守る事ためにも必要な事である一方、社員の安全、健康のリスクも発生します。

非常に厳しい決断です。

実際、我々の会社では、店を開ける開けないの判断は、本部からの指示ではなく現場の店長、スタッフの自由意思に任せています。その中で、店を開けると決断して営業を継続してくれている多くのスタッフに、胸が熱くなります。

我々幹部は、そんなスタッフに、マスクや消毒液を提供したり、わずかながら感謝金を渡したり、あるいは店回りの時に感謝の言葉とお菓子や飲み物などの差し入れを持っていくことしか出来ません。

 

新型コロナウィルスが、日本そして世界に広がって数か月、我々の生活や価値観は大きく変わりました。

しかし、いつの時代でも変わらない事があります。それは、どんな時代でも、自分の身を犠牲にしてでも誰かを守るために戦う人がいるという事。患者を守るため、家族を守るため、お客様の利便性を守るために、戦う。

彼らこそ、ヒーローです。ヒーローに心より感謝します。ありがとう!

 

今回の学び「目に見えない敵と戦う時、目に見えない勇気が最大の武器となる。」

 

おまけ1 緊急事態宣言の最中、ユーチューブで多くの人たちが「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」をカバーしアップした。彼らもフランス革命時においての自らを犠牲にして戦ったヒーローたちである。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.haruyama-co.jp/blog/mt-tb.cgi/243

コメントする

はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

関連ホームページ

カテゴリ

月別 アーカイブ

このブログ記事について

このページは、haruyamaが2020年6月15日 11:25に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「「今出来る事!」 」です。

次のブログ記事は「コロナで考えた事2」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。