今回のオリンピックは、私史上、「最低」の盛り上がりで始まった。
本来お祭り系は好きだが、盛り上がらない理由は、政治色が強すぎると感じたからだ。
選手たちより外交場面の報道にうんざりし、関心が薄れて行った。
前半、期待の選手らが、思ったほどの結果が残せずフラストレーションがたまった事も拍車をかけた。
しかし、一人の選手の、(もちろん一人ではなく、結果に結びつかなかった全ての選手の感動の熱と重なり合っていたと思う。)冷めていた心を一気に変える圧倒的な感動の熱量によって、オリンピック熱は沸点に達した。
羽生選手である!
テレビの中の彼の姿はもはや現実離れをしていた。映画やゲームのキャラクターの方がよほど現実っぽいと感じる。
彼の浮世離れした美しさと演技とそして精神的強さに、心から感動した。
リンクに立つことさえ危ぶまれた大ケガ。2冠というプレッシャー。それもワンチャンスではなく、2日日に渡り戦い続けないといけない過酷さ。という障害を乗り越えての金メダル。
我々の想像を絶する苦労が、あっただろう。限りない可能性と勇気をくれた。これが、オリンピックの姿という事を改めて思い出させてくれた。
それから、小平選手、スピードスケート女子団体、高木姉妹、宇野君、高梨沙羅ちゃん、カーリング女子、そしてみんなみんな。
前回ブログの通り、実は、途中からインフルエンザに罹り、決定的場面は全て後の録画で見た。録画で見ても、ライブの感動はみじんも弱まらなかった。
それから火が付いたオリンピック熱は、インフルエンザとは違い、すぐには冷めることなく、聖火のように閉幕まで消えることなく続いた。
反省した。
オリンピックは、あくまでスポーツの祭典であって、政治や国際問題がどうのこうの言っても、我々はそれに参加している選手や指導者たちの努力を純粋に評価すべきだろう。
彼らの努力、パフォーマンスにおいて政治等は一切関係ない。さらに言えば、結果に限らず彼らたちの努力に対して頭(コウベ)をたれよう。
体温は下がったが、感動は続いている。僕は今オリンピックにインフルエンスされている。
感動をありがとう!
今回の学び
「身体の熱は冷めやすい。しかし心の熱は燃え続ける。」
「愚者はオリンピックを賢く利用しようとする。賢者は、オリンピックを難しく考えない。ただ感動するだけである。」
おまけ1
小平選手が、感動的な金メダルと取ったころ、裏番組では「イッテQ」でイモトが南極大陸最高峰の山に登頂した番組をしていた。小平選手も本当に凄いが、イモトもあっぱれ
おまけ2
今回、清水宏保元金メダリストの解説はとても良かった!さらにメガネがよく似合ってセンスよく、かっこよく感じたのは僕だけだったのであろうか?解説も見た目も金メダル!