たいてい事件は突如として起こる。
明日から一週間の海外出張を控えた取締役会の真っただ中に、その事件は起こった。
急におなかを針で刺されるような激痛。
「痛っ。」しかしそれは、すぐに消えた。のもつかの間、安心しているとすぐに次が襲ってくる。いてもたってもたまらず、顔見知りで近くの内科に飛び込んだ。
待っている間も顔をしかめている様子を見て、看護婦さん、先生が慌てて診断してくれた。聴診器やおなかをさすつても分からない。内臓が腫れている様子もない。先生も明日からの海外という事を知り、「何が何でも原因を見つけないと」と、尿検査、血液検査、エコーと次々の検査をしてくれた。
しかし、原因はわからない。その間激痛は続く。どうなることやら・・。
それではと、急きょ、知り合いの病院に問い合わせをしてくれて、CI等の検査をしてもうことに。明日からの出張の事がちらつく、全てのスケジュールの手配の段取りが終わっており、変更もきかず、もし行けないと多大な迷惑がかかる。
元来僕は相当運がよく、こういったピンチの折は(今までピンチに比べたら、今回は大したことないが)大抵スルッとうまく行ってきた。
又、やばくなりかけると別プランを立てる事で、精神的も余裕が生まれ、そのプランを実行することなく、くぐり抜けてきた。
ただ、今回は身体の事なので別プランも何もない。超楽天家の僕も「今回は、やめかな?」と思いながら病院を移った。
CIに続き、胃カメラも実施してくれることに。
結論から言えば、「アニサキス」という線状の回虫が原因であった。
わずか2cmほどの白いミミズの細い回虫が、胃の中を這いまわり胃の膜をかみまくる。痛そうでしょう?
胃カメラの麻酔から覚めて、先生が「これでした。」とアンモニア漬けした白い虫を見せてもらった時、気持ち悪い!の一言!――記念にもらいました(笑)
前日のバッテラが悪かったらしい。バッテラにその虫がいて、そのまま食べて、胃でも死なずに活動したらしい。イカもやばく、イカそうめんや糸切りもその対策らしい。
前日良く行く居酒屋に社員と行って大当たり!社員は全くOK.
この手の当たりは、いりませんなあ!(苦笑)
結局それを取り除くと、数時間後には嘘のように痛みは消えて、無事に次の日は海外に!
今回改めて思ったこと。
① 本当にお医者さんには感謝感謝です。
② 結果オーライで、運がいいのか悪いのか?
③ 豊洲問題に揺れる東京都ですが、健康と食の安全は最優先だと。
今回の学び
「上司からの指示とバッテラは、良くかみ砕いて飲み込むこと!そうすれば、大事には至らず!」
おまけ やっぱり一寸法師におなかを針でつつかれた鬼は、死ぬほどいたかったのだろう。これでは降参やむなしだよな。
おまけ2 飛行機で「シビルウォー」を見た。その中でアントマン(1.5cmの正義の味方)の活躍に複雑な心境。
食欲の秋 みなさんもお気をつけて。
コメントする