5. カラ:そして、ついにその日が来る。いさかいの末に殺人を犯してしまう。ここにおいて完全にダークサイドが彼を支配した。ローマ教皇の判決は、見つけ次第死刑執行(誰が殺してもよい)。ローマからナポリに逃げる。
だが、捨てる神があれば、拾う神あり。ここでも彼の才能をみとめた地元の大物に保護される。この大物の保護の元、数々の作品を残す。その作品には必ず影が付きまとう。マリアの死の瞬間を描いた「法悦のマグダラのマリア」もこの時代の作品。
アナ:彼もついに一線を越える。元老院の殺害に手を貸すのみか、ジェダイの子供たちらも虐殺。そして逃亡、それからは暗黒教ダース・シディアスの保護の元。数々の破壊を繰り返す。そして、彼の最大の理解者と言えるマリアならぬ、「パドメ」が死ぬ。
6. カラ:ダークサイドに全てを食いつぶされたと思いきや、わずかなライトサイドは残っていた。彼は、真人間になりローマに戻る希望を捨てきれず、恩赦を求めてマルタ騎士団としりあい、(聖なる)騎士団の一員となる。
ダースベイダー(アナキン):完全に悪の帝王となり、銀河帝国の暗黒卿となった彼も、息子のルーク・スカイウォーカーと再会した際に、わずかな良心を見せ動揺する。
7. カラ:努力の末、ようやく入会を認めてもらった騎士団だったが、数か月後、騎士団の1人を半殺しにして投獄、その後脱獄し、シチニア経由でナポリに居たところに、騎士団にみつかり、復讐を受け重体。
8. カラ:奇跡的な回復を受け、ようやく恩赦が認められるということを聞いてローマに向かう最中にのたれ死ぬ。37歳
ダースベイダー:死の直前にダースベイダーはアナキンに戻り、息子のルークに「お前は、私を救ってくれた。」と言って息を引き取る。
その後
9. カラヴァッジョが、その死まで手元に置いてあった作品は、「法悦のマグダラのマリア」であった。――この作品はすごい。僕的には、ダビンチの「モナリザ」や、フェリメールの「真珠の耳飾りの少女」と同じ位のインパクトで、まさにダークサイドの「モナリザ」と感じた!そのリアル感、圧倒的に迫力は、この2つの絵を凌ぐほどであった。
この作品を見て、死ぬまで、彼が手放さなかったのは、マリアこそが、彼の中でわずかに残ったライトサイド(良心)のより所ではなかったのかと思う。
ちょうど、ダースベイダーの心に常にパドメがいたように。
第一部終了
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