さあみなさん、これで終わりと思ってませんか?
そこのお客様!まだ帰えっちゃあだめですよ!
ここからが名探偵コナンで言うと、毛利小五郎がコナンに眠らされた場面であり、ベートベンの第五「運命」でいうと第4楽章が始まるころ。つまり一番おいしい場面、感動のクライマックスの始まり、始まりです。
さて、実は、忠敬は2度死んでいる。そんなあほな、そんなん出来るのは、007と、キリストくらい!さすが偉人は違うなぁと感心している場合では、ないない。
でも、二度死んでいる。二度寝とちゃいまっせ(笑)(どんどん、文章が荒れてすみません。正直、長い文章を書くのに、飽きかかってます(笑))
聞いている方はもっと飽きるよね。これを飽きさせない、志の輔のすごさが分かる!
忠敬が死んだのは73の時、そして3年後。死して3年、弟子たちが隠しに隠した!
そこには深い理由があったんです。
何年か前に、年金欲しさに親の死を隠す事件がありましたが、もちろんそんなせこい理由ではない。弟子たちは、完成した地図をどうしても「伊能忠敬」の地図として後世に残したかった。そのためには、忠敬の死を隠す必要があった!
地図が完成して将軍に報告する時、忠敬がいなければ、この偉業は、弟子たちのものとなる。弟子たちはこれを良しとせず、忠敬の偉業として歴史に残したかった。なんと美しい師弟愛。そのため、完成まで死んだことを隠すことにした。もちろん、ばれれば全員打ち首、切腹。しかし、弟子たちはそれを選択したんですな。
3年間。壮大な資料だったんです。測量はすべて終えていたが、地球の丸さと平面の地図の誤差を一つ一つ計算直して、地図を作る。現代であれば、コンピューターで一瞬であろうが、当時はそれに3年も。隠しているみんなは、いのう痛くなるような(ちょっと苦しい)3年だったと思います。
その結果、今 伊藤忠敬とその弟子たちの偉業は、歴史の大きな1ページとして残ることになった!
まっぱれ!MAPぱれ!(さらに苦しい(苦笑))
さて、元に戻るとこの話を、笑と涙と感動で約1時間30分、たった一人の男、志の輔さんが演じ切るのである。忠敬17年、志の輔20年 途中何度も、忠敬と志の輔が重なって見えた。
今回、この二人によって、教えられたことは、
1.何歳になってもスタートできる
2.大きな目標をもつ、夢は見るものではなく、かなえるものである
3.あきらめない情熱が大きな偉業を達成する
4.そして、夢は自分一人ではなく、大勢の仲間がいて達成できる
年の初めにこの落語を聞いて、改めて、今年の目標と大きな夢を抱いた!今年一年、この教えを胸に刻んで夢に向かって挑戦してみよう!試みしてみよう!
挑戦した人、ためした人だけが、夢をかなえられると信じて。
今年一年、「ためしてガッテン!」
おあとがよろしいようで。
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