「人生 苦ありゃ、苦もあるさ(楽はなし)笑」
そこからは、その本に沿って、週2回トレーニングする事になる。実際は忙しくて最初の頃は、週1日が多かった。
さてみなさんは全く興味がないと思うが、手元に残っているエプソンの記録を並べてみる。
日付 走った距離 所要時間 一キロにかかる時間
8月12日 6.9 キロ
8月14日 14.7 キロ
* 心拍計を買って初めてと、2回目のラン
* ここまでは、ラップタイムのやり方を知らなかった。意識もしなかった。(苦笑)
8月16日 6.1 キロ 1時間55分 18分51秒
8月30日 27.5 キロ 4時間10分 9分06秒
9月5日
24.56 キロ 3時間37分 8分50秒
* 省エネ走行開始で、20キロはクリアー出来るようになる。
9月9日 4.8 キロ 37分 7分50秒
9月12日 16.5
キロ 2時間06分 7分41秒
9月15日 5.9
キロ 47分 8分02秒
* 徐々に、一キロ8分の壁を意識して走るようにする。
9月22日 24.9 キロ 3時間01分 7分16秒
9月27日 18.1 キロ 2時間12分 7分16秒
10月4日 16.75
キロ 2時間03分 7分21秒
* コンスタントに2時間以上走る事を課す。
10月7日 5.84 キロ 46分 8分02秒
10月10日 42.465 キロ 5時間11分
7分20秒
* 初めてのアコム!(笑)ではなく、初めてのフルマラソン距離突破!
10月12日 7
キロ 44分 6分20秒
10月18日 16.9
キロ 1時間47分 6分19秒
10月25日 25.2
キロ 2時間52分 6分48秒
10月29日 4.9 キロ 29分 5分53秒
* 残り1か月以内 最終調整
11月8日 本番!!
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「トレーニング期間中の10大トピックス」
さて、黄門様御一行(分からない人は前の章を読んでください)が揃ったところで、そろそろ皆さんも読むのに飽きてきたと思うし、僕も書くのに飽きてきたので(笑)、一気に前々日まで話を進める。その前にきつかったトレーニング期間での、トピックス10選んでみた。(先ほどの記録を見ながら読んでも、背景が分かり易いと思います)
①
トレーニング時の服装
今振り返ると適当だった。普段職業柄、「服装」に一応気を使う僕が、練習に関しては、無頓着ウェア。そのままコンビニにでも行くような恰好でやった。(あくまで練習です。)やってみると何でもいいんだなという感じで、最後は、これで練習の42キロも走れた。
靴も適当。今の靴は相当レベルが高く、我々のレベルだとそれ専用でも、他の物で
もあまり違いが分からない。丁度、ワインの素人が、今年のボジョレーは昨年と違
うと分かったような分からないような事を繰り返すのと似ている。(苦笑)
②
岡山最高!
岡山は、ジョギングするための環境が最高である。
(ア) ホームコースは、近くの旭川の河川敷。岡山城の近くから始まり、片道11キロのジョギングコース兼サイクリングコース。
途中サッカーグランドや野球場を経て、旭川沿いを延々と走る。ここが、僕のメイン練習コースとなった。
(イ) 実はここは、桜の名所、春になると桜環境客が大宴会を催すほどの絶景スポット。しかし、残念ながらトレーニングの時期は、桜のシーズンでも紅葉の季節でもなかったが、まあ自然の中で走るという雰囲気は楽しめた。
(ウ) 旭川河川敷コースだけでは飽きるので、他には後楽園一周コース(1キロ強?)、おかやま運動公園一周コース(3キロ弱位?)を利用した。
③
苦痛との闘い 無謀さの代償1
自分は、いったいどれ位まで走れるのだろう?それが知りたくて、最初の頃、ペースをわきまえずに、無謀にも何の準備をせずに例の河川敷コース片道11キロに挑戦した。 まず行きの10キロ。意外と走れた。「なかなか行けるじゃないか!」と自分で自分を褒めたのもつかの間、復路になった途端1キロくらい走ると途端に、膝とか足首がずきんずきんと痛みだし、それでも走っていくと本当に足をあげられなくなった。モモやふくらはぎまで痛くなり、脚を引きずるようにして、ようやくスタート地点まで帰る。行きは1時間10分くらいが、帰りは3時間近くくらいかかった。なめたらあかん。
④
苦悩との闘い 無謀その2、水は大切!
水は、ほとんど持っていかない。今思うとむちゃくちゃやっていたような気がする。走るときの携帯品は、アイホンとハンドタオルと1000円のお金(なんかあった時の用意)、のみ。水はほとんど持っていかなかったし、飲まなかった。のどが渇くというより、重いのが嫌だった。しかしよく考えて見ると、よく熱中症や貧血にならなかった気がする。30キロを過ぎた事にヘロヘロになり、ふくらはぎ等が痛くなるのは、この水分不足のせいだったかもしれない。
⑤
20キロの闘い 「年配を敬え!」
10キロの壁は、なんとか行けたが、次は20キロの壁。実はこれは、あるアドバイスにより難なくクリアー出来た!その名も「倒れる前に一歩踏み出そう(挫折禁止)あるいは、「年配を敬え」走行(名前は適当です(笑))
それまで、どうしても20キロを挑戦した時に後半、脚がパンパンになったり、いろんなところが痛むので、友人が当時マラソンをしていると聞くと、どうやって走るのか聞きまくっていた。その練習が口をそろえて言うのが「出来るだけすり足で、倒れる力を利用して前に足を出すだけ!」という。実際見せてもらったが(飲んでいる際や街中でも、立ち上がって見せてもらった。相手にしてみればいい迷惑(笑)みんな、ありがとうございました!!))見た目は、病人とか介護者のようではあるが、実際やって見ると、超省エネ!すごく楽に走れる!これで、30キロくらいまで走れるようになった。
良く考えて見ると、その手のシニアの方々は、知らず知らずのうちに一番筋肉を使わない方法で歩いてる。それがまさに省エネである。
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「長いのでここで給水タイム!(笑)」
⑥
30キロ以上 「自分との闘い」 その1
先ほどの「「倒れる前に一歩踏み出そう(挫折禁止)あるいは、「年配を敬え」走行で20キロはまあ、自信を持って走れるようになったが、その後のよく言われる30キロ近くになると、きつくなる。それをどうしたか?
結論から言うと、「自分に勝つしかない(笑)」
僕の場合(他の人でも同じだが)、走る事はそんなに楽しいものでもない。それを30キロになると、3時間以上も走る。テレビを見てたり、仲間と飲んだり、そして会社で仕事をしている方が(笑)よっぽど楽しい。
だけども、一旦やりだしたら、最後までやり抜こう。半分意地とプライドだけで脚を出し続ける。っていると、いろんな事に遭遇する。
よくあるのが、10人くらいのグループが、河原でバーベキューをやっている。美味しいそうな焼肉の臭いがしたり、ビールも美味そうに飲んでいる。ウーン楽しそう!!それを横目に、汗をだらだらかいて、ひたすら走る。「なんで俺はこんなことをしているのか?」と自問自答。ドMの瞬間(笑)
⑦
「自分との闘い」 その2
河川敷きコースは、車も来ず、人も割と少なくて、ストイックに走るのは、すごくいいのだが、上流に行けばいくほど町中から離れ、人が少なくなってくる。淋しい、田舎道や自分と同じくらいのススキが両側にはえている細い道を一人で走る。あたりが少しくらいなり、ここで倒れたら、なかなか人は来ないだろうなと思いつつ走ったこともあった。片道10キロは、やはり長い。ふと気づけば、「思えば遠くに来たもんだ」を口ずさんでいる自分がいる(苦笑)
往路は途中で引き返したくなる気持との戦い。そして復路は、こんな遠くまで来て、帰らないとシャアないという寂しいあきらめの境地となる。
⑧ 「自分との闘い」 その3 孤独との闘い
正直、走っている時、大きな気づかない敵がいる。それは飽きることだ。正直皆さんも経験あると思うが、新幹線や飛行機で2時間も3時間もじっとしていると飽きると思う。寝たり、本を読めればまだ紛れるが、走っている最中はそれが出来ない、景色が変わると言っても、何度も同じコースを走ると見飽きる。
本当にとにかく飽きる。走り始めは、ピクニック気分で周りの景色を見ていたのが、1時間もたつと飽きてくる。飽き防止に最初の頃は、テーマを決めて考え事をしていた。これも結構つらい。一番つらいのはメモできないこと。なんかいいことを思いついても走り終えるまで覚える事も出来ず、消えて行った。途中から、何か思いつくと、走りながらアイホンにメモしながら走った。その後、SIRIで口頭文字転換に切り替えた。しかし転換機能が弱く、何度もやり直して転換する。これも正直疲れた。
(つづく)
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