奇跡が日常の日本

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先日、面白いことがあった。
新宿駅付近を歩いていたら突然財布が降ってきた。2m位前を小走りに歩いている人のボディバッグ
からボロッと分厚い財布が落ちたのだ。
「えっ?」と思わずつぶやいた。
落とした20代の彼は、スピーカーを耳にしているせいか、全く気づかずにすたすた歩き続ける。
拾って渡そうとした瞬間、前に歩いていたおばさんが、その財布をすばやく拾って若者を追いかけて
手渡した。その後おばさんは何事もなかったように去って行った。

先日、トム・ワトソンの話が新聞に出ていた。以前日本で(ゴルフの)トーナメントがあった時、
試合当日タクシーの中にジャケットを忘れたらしい。コースに到着してからそれに気づき、大会関係者に
一言言ってスタートした。
その後プレーを終えて彼を待ち受けていたのは、なんと忘れたはずのジャケット。
感動と共に日本ファンになったとコメントしている。

先の東北大震災の際、当社の店も大きな被害にあった。店の中に備え付けていた大型金庫も流されて
しまった。混乱の中、完全にあきらめていたが数日後驚くことにその金庫を隣の店の人が届けてくれた。
結構大型の金庫を「もしかしてお宅の金庫ではないですか?
うちの前に流されてきたので」と。
 さらに、同様に震災にあって流されたはずの社員の財布が、後日中身は全てそのままで届けられた
ということもあった。

電車に乗っていると、多くの人がトートバック等に財布が見える状態で携帯をいじり、それがほとんど
盗まれないことについて、外国の方がびっくりするらしい。
自動販売機、宅急便なども信頼関係での発達と言われている。
自動販売機がここまで津々浦々設置され(人がほとんど監視できない場所でも)トラブルが起きないこと
も驚くらしい。

奇跡である。しかし、日本において、これらは奇跡ではなく、日常かもしれない。
改めて、素晴らしい国だと思う。日本に生まれて良かったと思う。
「人のものは人のもの」時には「自分のもの」でさえ人に授けることをする日本人。
一方、いま世界中で、他人のものを自分のものだと思う人たちが蔓延している。
そういった世の中の紛争を毎日ニュースで見ている。
淋しい気がする。

とってもとっても怒られないもの、それはなんだ?  答え、写真。
小学生でもわかるなぞなぞである。

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はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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このページは、haruyamaが2014年6月16日 15:08に書いたブログ記事です。

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