4月1日 晴れ。入社式。
今年も大勢の新入社員が私たちの仲間に加わりました。
昨年は79名だったけれど今年は169名と、倍以上の人数になりました。
壇上に立って挨拶する際、この169名と向き合うと改めてその責任の大きさに、こぶしを握るように
体中の筋肉がギュッと固くなると同時に、全血液が沸騰するような情熱が湧いてきます!
(社長よ、頑張らなくっちゃ!)
気分は、BGM/ハウンドドッグ『フォルテシモ』
挨拶の締めくくりとして、「皆さんの人生が素晴らしいものになるように全力で努力します!」と宣言
しました。これは考えなくても自然と口から出る言葉。彼らの緊張しつつもキラキラした目を
見ていると、いつも親のような気持ちになります。
昨年も同じ言葉で締めくくりました。そして、とても嬉しい事が起きました。
昨年入社一年目で退職した社員は、全体で1名だけでした。その1名も前向きな退職でした。
(地元Jリーグのコーチに誘われたと悩んだ挙句、申し訳なさそうに去って行きました。私たちはこんな
機会はないと心から祝福しました。)
一年間いろんな事もあったでしょうが、ほぼ全員が欠ける事なく一年を迎えた。こんな嬉しいことは
ありません。 BGM/SMAP 『世界に一つだけの花』
今年は、もう一つ嬉しい企画をしました。
それは、初めて入社式に親御さんを招待しました。平日にもかかわらず遠くは北海道から来てくれた
親御さんもいらっしゃいました。その親御さんたちと懇親会で話をしていると、やはりいつまでたっても
子は子であって、我が子に対する声に出さないエールが聞こえてくるようでした。
BGM/山口百恵『秋桜』もしくは森山直太郎 『さくら』
そして、入社式のメインイベント、新入社員代表の挨拶。今年は女性社員でした。
聞けば前日のリハーサルでは、声が思うように出なかったとのこと。さて、本番は大丈夫かと、人事
のメンバーは祈るような気持ちで見守っていたそうです。
彼女は、椅子からすっと立ち、やや緊張の面持ちで169名の前に立ち、私と向かい合いました。
原稿を出す手が少し震えているようでした。
そして、挨拶。最初の一文字から最後の締めまで、広い会場中に響き渡るはっきりした声で読み
上げました。さらに時折、平泳ぎの息つぎのように原稿から僕の方に顔を上げて、笑顔を送ってくる。
堂々とした挨拶でした。
人事の者は、思わず胸がぐっと熱くなったそうです。
BGM/大事マンブラザーズバンド 『それが一番大事』
その新入社員らも今週から研修が終わり、全国に散らばって行きます。
彼ら彼女らのこれからは、平坦な道ばかりではないと思います。しかし、30年後、40年後に振り返
った時に、「ああはるやま商事に入って良かった。」と思ってくれたら最高に嬉しいです。
そのために、全力を尽くしたいと思っています!
BGM/さだまさし 『関白失脚』