野球人の中で尊敬する人はだれか?と問われれば、一番に頭に浮かぶのは王監督である。
以前ブログで書いた長嶋監督はもちろん大好きだが、(詳しくは以前のブログを。)
尊敬するとなると王監督が真っ先に上がる。
そして先日、その王監督にラッキーにもお会いする機会があった。
王監督は接したものが共通して分かる「人間としての偉大さ」がある。だからイチローも原監督も、
今回の山本浩二監督も王監督に頼まれたら嫌とは言えなかったと思う。
我々は王監督と接する時、世界一のホームラン王とか、ソフトバンクを何度も優勝に導いた名監督、
WBCで2連覇を成し遂げた指揮官として見てしまいがちだが、その肩書きを全てゼロにして、接した
としても(そんなことは実際無理だが)99.9%の人がその偉大さに一目置くだろう。
残りの0.1%? それは監督時代に王監督に生卵をぶつけた人くらい?
アメトークでその時のエピソードが紹介されていました。
監督時代、連敗が続いたある日、試合直後 心ない人に生卵をぶつけられた時の事。
世界の王さんが生卵をぶつけられた瞬間、周りの空気が凍りました。
まわりにいた博多の熱烈なファンの野次が絶叫に変わったようでした。
その中で王監督は一人冷静に「ありがたい。生卵で良かった。ゆで卵だと大けがをしていた。」
的なコメントが紹介されていました。常人ではとても出来ないコメントです。
子供のような年齢の私が言うのもなんだが、監督とお会いして感じることは、「本当の偉人という
のは、こういう人なんだろうな」ということ。
偉い人なのに、偉ぶらない。
誰に対してもソフトに (これは別にソフトバンクとは関係ありません(笑))
温かく、謙虚。
さらに王監督とお話させて頂き、驚くのはその知識の深さ。
政治についても、国際情勢についても、あるいは経済についても、何をお聞きしても、ズバッと
問題の本質をとらえ、クリーンヒットもしくはホームラン級の答えを返していただけます。
一つの道を究めた方は、何を語らせても一流とは良く言ったものです。
いくつか挙げてみましょう。(次回へ続く)
/治山
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