良く立ち寄る古本屋で最近、たまたま見つけた一冊「死体を買う男」(1991年はっこ
うの古い本ではあるが、)は乱歩の作風を大いにパロりつつ、登場人物は江戸川乱歩と萩原
朔太郎なども登場し、これまた二重三重の仕掛けを用いて、我々を驚かせる。
くしくも幼いころと大学生の頃、二度ハマッた乱歩の世界が、この作品で歌野氏とのき
わめてすぐれた共演によってよみがえった、贅沢な一冊である。
話に夢中になりすぎて、すでに夜も更けました。
ざっくり書こうと思ったのが長くなって、ごめんなさい。実はもう少しだけお付き合い
ください。
乱読のすすめ、について、ちょくちょくこのブログを読んでいただいている方には、私
の乱読加減にうんざりされていると思いますが、まあ、そういった中で今回のような
奇跡的な出会いがあるのです。(おおげさな) 読書とは無理やり読むものではなく、強
制的などもってのほかです。読書とは楽しんで読むものだと思います。そう読みたい本を。
つまりは、乱読なのです!
人間の興味は、時間と共にきっかけと共にどんどん変わっていきます。実は私も、読む
気がなくなり、そのまま本棚にある本も多くあります。言い訳すると乱読ゆえそれも、
身から出たサビ、しゃーないと開きなおっています。乱読で行きましょう!みなさんも本
を買う時、元をとってやろうと思わずに、楽しんだらどうでしょうか?
おもしろいと思ったことは、何年たっても忘れない物です。
もし、一行でも一言でもその本から学べた、あるいはすごく楽しい時間が過ごせたら、
運が良かった。いい本と巡り合えてと思いましょう。
とまあ、ここまで私が皆さんにお付き合いいただき、ダラダラと書いてきたのは、め
いかくな理由があります。賢明な読者はお気づきかな?最後のどんでん返し、ブログを
上から最初の一文字ずつ(左端の一文字)読んでみてください。「さいきん・・・」と続き、
このブログで空欄にした、歌野氏の最高傑作のタイトルを隠しました。ホントに、延々
とひっぱってすみませんでした。最後までお付き合いいただき感謝です。 治山
注:良く理解できなかった方には、次回のブログで種明かしをしますね。お楽しみ。
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