治山です。
先日、テレビを見ていたらスマップの香取さんが中学生位の時に、木村さんからもらった財布を
いまだにずっと使い続けている ということを言っていた。
その財布は、もうボロボロ。もらった時のことが嬉しくてもう何十年も使い続けている と。
そう思っていたら、当社の社員も端は擦り切れ、色もハゲハゲの原型を留めていないような手帳を
何十年も使っていると見せてくれた。
一生モノ。
そういった目で身の回りのモノを見ていると、あるある!
僕は、物持ちがいいわけでは決してないのに、結構ある。愛着あるというものもあるが、単なる
存在を忘れているものも含めて見てみた。
●ティンバーランドの靴。
分厚い防水の革で登山も出来そうなド定番。これはNYで買って以来20年近く履いている。
当時、このシンプルでがっちりした靴が欲しくて、アウトレットで買った。今では、
特別思い入れがあるわけでもないのに、いつも靴箱の隅に、「ここは俺の定位置」ということで
住み続けている。もちろん今も現役で、ちょくちょく履いている。タフという言葉がぴったりの一品。
●バスタオル
これも、いつの頃に使い始めたのか分からないものが何枚かある。たぶん皆さんもあるはず。
捨てられないほど価値があるわけでもないのに、これまた使い続けている。多分、これからもずっと
破れるまで働き続けてくれるのだろう。そう考えると、バスタオル一枚にありがたみさえ感じてくる。
●携帯
何を隠そう少し前まで携帯は、フォーマ初期型。
恥ずかしい話だが、もともとシルバー色のコーティングの表面がはがれまくって、モザイク状になり、
初めて見た人には「柄?」と聞かれる(笑)
すでに何度も電池を交換して、この電池は製造中止寸前で、注文する度に、店に在庫はなく、
いつもドコモの人は、何で新しいのを買わないの?と思っているに違いなかった。
(今はもう新調しましたが笑。)
ご迷惑をおかけしました。
何故使い続けているか? それは、全く不便を感じないからとしか言えない。
●ゴルフクラブ
さすがにドライバーは買い替えているが(それでも10年位は使っている(苦笑))、アイアンも
年代もの。キャビティ-初期のタイトリスト。なぜか手になじんで早20年。アイアンは、構えた時の
フェースの安心感が非常に重要と感じているが、これはしっくり手になじんで妙に安定感がある。
長年、使っている湯呑みたいな感じ。
これもNY時代に購入した物だが、アメリカはじめ、いろんなコースを一緒に回ってきた。
ベストスコア―も、もちろんこのクラブで。
僕のゴルフ人生のかなりの部分を知っていると思う。最近はほとんど使えてないが、僕の腰が
曲がるまでか、クラブが曲がるまで使い続けるのかなぁ。
●スーツ、ジャケット、コート、ネクタイ、ジーンズ。
さすがにワイシャツはないが、これらに関して、何点かは年代物がある。
その中でスーツ代表選手は、NHK連続テレビ小説の「カーネーション」モデルのコシノ綾子さん
デザインの物。一目見て時代物と分かるが、なぜか捨てられない。
生前は親しくさせて頂いて、このスーツを見ると懐かしく思い出す。
ジャケットはジャン・フランコ・フェレの物。当時ジャン・フランコ・フェレがすごく好きだった。
シルク100%の紺ブレ。これまた型が古くてもう着れないが、クローゼットを開ける度、未だに
光り輝く紺色の艶に見とれる。
コートは、革のロングコート。これは、たぶん10キロ以上位あると思う。コートというより、なめし革を
そのまま羽織っている感じ。重い。肩がこる。しかし、冬の極寒の時には、未だに登場願う現役
モノ。
ネクタイは、ここ10年以上締めていない物が、多分現在持っているネクタイの半分位あると思う。
バブル前後と今では全く、幅も柄も、色使いも違う為、今これをつけると昔も漫才師か、銀座に
出てきた田舎の成金のよう笑。
まぁ、バブル時代の思い出として、懐かしい写真のようにタンスに眠っている。
ジーンズはリーバイスとアルマーニが一本ずつ。もともとはいわゆる濃い藍色のジーンズカラー
だったやつが、今では、夏の空よりもっと薄くなっている。裾は擦り切れて、ポケットも破れてきて
いる。まさにナチュラルダメージ。
これも、未だに現役。良く考えてみると、そのころから体型がほぼ変わっていない。
これが履けなくなると、赤信号かもしれない。
一生モノ。
これは、その商品にとって勲章の様なものだろう。 そしてそれを作った人にとっても勲章のような
ものであろう。我々もお客様に、一つでも一生モノを持っていただけるように、日々努力していこうと
思う。
/治山
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