江戸の「粋」~クールビズバージョン(前編)~

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治山です。

「さあ、男前になりに来い!」

大島さんが、高みなが、こじはるが、篠田さんが・・、そしてみんなみんなが呼んでいます。

 

今年のクールビズキャンペーンのテーマは「男前クールビズ!」

我々は、単なるクールビズでは許しません。やっぱり男前でないと!

我々が考える男前とは?かっこいいだけではダメ、涼しさも最重要!

 いくらおしゃれなスーツやシャツを着ていても、見ていて暑苦しく、汗しみや、ギトギト感がある

ようでは、男前とは言いませんよね。

 

今、巷では、東京スカイツリーブームで「江戸っ子の粋」というのは、キーワードになっています。

まさにこの「粋」こそが、男前に欠かせない最重要要素です。

ということで、まあ、聞いておくんなせぇ。

 

夏が暑いのは、当たり前でい!

ただしね。そいつを暑い暑いと言っているようじゃぁ単なる駄々っ子ってぇもんよ。いくら暑くたって、

涼しいって顔して闊歩する。これが江戸っ子の粋ってもんだと思いやしやせんか? ええ、だんな!

 

さて、そんな、粋な連中を見ているうち、ぜひ力になりてぇと、あっしらとしやしても、この難題に

取り組んだってぇ次第(しでえ)よ。

井戸の水も、うだるような暑いさなかに、いかに、さらっと涼しげに過ごしてもらえるか?

どうしたら快適にいい仕事をしてもらえるか?

 

ええ、ええ、こいつは、おっしゃる通り、簡単な話じゃあ、ございやせん。

まず、取り組んだのは素材でさぁ。はなっから、ネタが悪けりゃ、はなしにならねえ。

生地からじゃあ、はんちくだってーことで、糸から始めて、その織り方まで。いっさいがっさい筋を

通し、気にいらないものは死んでも認めねーと。ずいぶん、恨まれましたがね。

生地が出来ても、もちろんそれでしまいじゃねえ。

芯地、裏地、ボタンひとつ、見えないとこにも気ぃ遣って。

最後は、それをどうデザインして、どう縫うか。ネタが生きるも死ぬもデザインひとつでさあ。

 

そりゃ、随分つれえ仕事ってんで、なんども匙を投げようとしたったらありゃーせん。

夏の怪談話じゃねえが、柳の下の幽霊のあり様で、つかもうと思うとふっと消えちまう。

でもね、こちとら、あきらめるわけにはいかねーんでさ。

あっしどもがこの業界でも一番といわれる商品開発力。この亀戸天神あたりで商売させて

もらうからにゃあ、意気地ってもんがあらーね。

ここであきらめたらその名前に泥を塗るってんで、意地でもやってやろうてぇことよ。

苦しい時、丹田にぐっと力を込めて、歯を喰いしばってやりぬくってぇもんよ。

まあ、こんな話はどうでもいいことさぁね。

 

~後半へ続く~

/治山

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はじめまして! 治山です。 今回から、ブログというものに挑戦します。 「をとこ(男)もす(る)という日記というものを、社長もして心みむとて、するなり。」というか、 「つれづれなるままに・・。」という心情でしょうか。

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このページは、haruyamaが2012年6月12日 09:38に書いたブログ記事です。

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