治山です。
仙台に行って来ました。
本年最後に、「今年、本当にいろいろとあったね、でも来年は、きっといい年になるよ。」
その一言を伝えたくて、大阪から朝一番の飛行機で行き、最終の飛行機で戻るという、超強硬
スケジュールで、今だ再建のめどが立っていない2店舗を除いた計7店舗をまわってきました。
仙台の飛行場に降り立つと、本当に寒く、ほんの5分でも表にいようものなら、骨まで冷やされる
気がするほどの寒さでした。
しかし、そんな中で、国道沿いには雪が残る屋根に、ブルーシートをかぶせた家が多くありました。
あの家の方たちは、きっと家に居てもとても寒い思いをされているだろう、仮設住宅の方たちはもっと
寒い思いをされているかもしれない、など様々な思いがめぐりました。
道中色々な事を見、考えながら、店に到着しスタッフと再会しました。
中には身内が亡くなった方、家を失った方、怪我をされた方、今だお母様が仮設住宅の暮らしを
されている方・・・様々な状況の中暮らしていました。
しかし、そのような状況の中でも、ほとんどのスタッフの表情は力強く、前に向かって歩こうとする
意志が伝わってくるような、元気で明るい表情でした。
この東北の寒さに負けないくらいの熱い決意と、固い絆を感じ、私も熱い涙が込み上げてきました。
2011年は、我々日本人にとってずっと忘れることのできない年です。
東北の方々も、我々以上に消し去ることのできない年だと思います。
しかし彼らは力強く、一歩ずつ前へ進もうとしていました。
帰りの仙台空港も、震災直後の頃から比べると、はじめの頃に元に戻りつつありました。
売店のおばちゃんも明るく元気で、ついつい買いすぎました(笑)
とてもいい感じでした。
東北に行くたび、私はとても多くの事を教えられます。
どんな逆境に遭っても、前に向かおうとする意志があれば、前に歩ける。
2012年も、いろいろな事が起こるかもしれません。
しかし、前に向かって歩んで行こうと、飛行機の窓から仙台の温かく、そして力強い夜景を見ながら
強く思いました。
そして私は、彼らと彼らのご家族に本当に笑顔が戻るために、全力で頑張ろうと決心しました。
ありがとう、そして一緒に頑張りましょう。
/治山