「ボジョレー・ヌーボー、もう信じないぞ!」
今年もボジョレー・ヌーボーの季節となりました。
年間行事のごとく、テレビ、店頭などでこの話題がでます。
そして、毎年 「ここ数年来、最高の出来だそうです。」とレポーター。
ちょっとちょっと、このフレーズ去年も言っていなかった?
ましてや、何年か前に「ここ数十年か100年で最高!」というのを聞いた覚えがあります。
スーパーコンピューター「京」のように毎年毎年記録更新しているのだろうか?
メカならいざ知らず、自然のものでそんなことが可能なのか?
うーむ、すごい謎が広がる。
と言いながら、今年も術中にはまってしまった。
どうしても「最高!」というフレーズが頭に残り、試してみようと手に取ってしまう。
味について、昨年は濃いめに対して、今年はさらっと飲みやすいらしい。
そして、飲んでみた。確かに飲みやすい!
でも、去年の味を覚えていないので、どの程度が軽めか、濃いめなのかも恥ずかしながら
分からない。
飲み重ねるうちに、「最高!」というフレーズがリフレインして、やっぱり毎年「美味しい!!」という
ことになる。(すでに酔っている?(笑))
専門外、そして判定しにくい物ほど、言われていみるとそんな気がする!という心理。
素直に人を信じる私(?)、そして日本国民に非常にマッチしたボジョレー・ヌーボー。
日本は、世界でも有数の消費国と聞く。
マーケティングの勝利?
このマーケティング手法こそ「ここ数年で最高の出来です。」という気もする。
/治山
コメントする