治山です。
再び、仙台に行ってきました。
この地に来るたびに、逆に私が元気づけられます。
今回もたくさんの人とお会いしました。
親しい人を亡くした方、家を失った方、家族が怪我を負ったり、寝たきりになった方、
それぞれが非常に大きな傷を持ちながら、明るく前を向いて生きようとしています。
親を失った小学生の子供たちも多くいます。目の前で、親を失った子供たちも悲しみを乗り越え、強く
一歩ずつ前に向かっています。
ここに来るといつも考えます。今、私は何が出来るのか?と。
帰りに、今回はじめて震災後の仙台空港に行きました。行く途中には、いまだがれきの山や、数え
きれないほどの廃車の山、ゴムのように曲がった木や街灯が、そのままの形で残っています。
ここの時間はまだ止まったままです。
あの美しさを誇った空港も、一部の仮設機能だけで営業しています。
JALやANAの仮設カウンターの両脇には、千羽鶴や全国の人々の温かいメッセージが壁一面に
あります。私も前回、そして今回の感想を一言記入しました。
「仙台には、日本のいいところの全てがある。私はここの人たちが大好きです。」と。
一日も早い復興を心から祈って。
/治山
おまけ1:当社のお店も被害を受け、いまだに再開出来ていない店が何店舗かあります。
津波により1階部分の全てが流されました。
重い備え付けの金庫も流されてしまいました。
しかししばらくして、隣の方から「うちにはるやまさんの金庫が流れて来ていますよ」と
知らせてくださいました。もちろんお隣も全壊、破損しています。
その中で、金庫を届けてくれる。その優しさを感じざるをえません。
おまけ2:また、津波被害に遭ったスタッフの財布もご近所の方が届けてくださいました。
中には、身分証明書とそして、現金もそのまま入っていました。
我々日本人が、世界に一番誇るべきものを見たような気がしました。
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