「カンブリア宮殿は」本当に面白い。
村上龍氏は、すごく注目していました。
確か私が高校くらいの事、デビューしていきなり「コインロッカーベイビーズ」で芥川賞。
今でこそ、きわどい描写を得意とする作家が溢れていますが、触れれば切れるような鋭利なナイフで
あり、舌を絶えず動かしている毒蛇のように、ギラギラ感の文章の村上龍氏は、まさに
そういった作家のパイオニアだったと思います。
その村上氏が、鋭く経営者に対峙し鋭利なナイフのように、そして時には蛇のように毒を持って
切り込んでいく。これで面白くないはずがない。
そして最後の編集後記、この切り口も素晴らしい。
「なるほど、こういう切り取り方か。」と何度も感心させられました。
やはり素晴らしい作家は、超一流のマーケッターで、それが経済であろうと政治であろうと
本質を見抜いて切り取っていく視点に驚くばかり。
もちろん、小池栄子さんもとても良い味を出している。格闘技系に関連が深い彼女が、
経営者と村上氏のガチンコバトルを間近に見て、子切れ良くコメントをし、質問をしていく。
まさにK-1解説者。
最高の異種格闘技がここでも行われているようです。
私もいつかは、このリングに立てるような経営者になりたいと思います。
/治山
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