治山です。
だいぶ前になりますが、ドラマ「不毛地帯」が終わりました。
ひと言でいうと骨太の本当に見ごたえのあるドラマでした。
ビールのように、飲むとその場でスキッと気持ちがさわやかになる、というものではなく、
年代物のマッキャランや紹興酒のように、飲んだ次の日もその余韻が楽しめるような
重くてじわっと深いドラマでした。
特に最終回の大門社長役の原田芳雄さんと壱岐(イキ)正役の唐沢寿明さんのツーショット
の場面(まだ見ていない方のために詳しいことは言いませんが)、個人商店を企業への転換を
図る為に通らなければならない決断の場面。
野球で例えると9回裏満塁ツーアウトフルカウント、一打さよならの4番打者とエースの対決の場面
のような、また、ゴルフに例えると最終18番この2メートルのパットでメジャー初優勝を決める藍ちゃん
を見るような緊張感で、息が止まりそうなくらい画面に吸い込まれました。
まさにドラマ史に残る場面だったと思います。
お二人だけではなく、全ての出演者の完璧な演技も素晴らしかったです。
不毛どころか超豊作のドラマでした。
/治山
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