治山です。
最近 友人から一枚のDVDを貰いました。
『幕末太陽傳』(ばくまつたいようでん)。
もう50年以上前の1957年の作品ですが、日本映画の最高傑作の一つといわれる作品です。
監督:川島 雄三、主演:フランキー堺。この天才二人の才能のぶつかり合いが素晴らしい!!
実は学生時代に一度観たことはあるものの、ほとんど忘れかけていたので、まるで新作を観る
ような感じでみました。
面白い!とくに中盤以降、主演のフランキー堺さんが、飲み代のかたに店で働くようになってから
の場面は息をするのも忘れるくらい、一気にみました。
(とはいいながらも、お茶とお菓子は食べながらです。笑)
とにかくフランキー堺さんの軽快な演技が素晴らしい。
太陽傳とは、たぶん当時の太陽族(石原裕次郎、小林 明といった面々)から来ていると思うけれど、
彼らを完全に隅に追いやって、完全にフランキーワールドを展開している。
画面の中の堺さんは、ピーターパンのごとく飛び回り、秀吉のごとく如才なく、かつ寅さんのように
屈託なく明るい。
堺さんはジャズの名奏者だけあって、指先、足先、しぐさ一つ一つの動きがすごくリズミカルで
楽器の上の指先みたいにテンポがあります。
たぶんこの役は、森繁さんでも、渥美さんでも出来なかったと思います。
この映画を観終わった後、オロナミンCのユンケル割り、かつリポビタン、チオビタ入りドリンクを
一気飲みし、まるでありがたい講話を聞いたように元気になりました。
やっぱりどんな時代でも明るく元気に、そしてバイタリティがあれば楽しい人生が送れる!と
あらためて思いました。
ぜひお時間があるときにご覧下さい。
/治山
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