治山です。
読書の秋、第二弾ということで、最近読んだ本でよかったものが
「シャクルトン」という今から約100年前のイギリスの南極探検家の本です。(結構有名な方です。)
シャクルトン隊は1914年に人類初の南極横断の目標を掲げ、イギリスを出発します。
しかし、南極大陸目前で船は崩壊、遭難します。その後いろいろとある中で一年間さまよった挙句、
全隊員28名を率いて奇跡的に帰還します。その壮絶な物語。もちろん実話です。
この本のタイトルは『そして、奇跡は起こった!シャクルトン隊、全員生還』 評論社 1,600円です。
ページを読むたびに、「あり得ない!」「ありえない!」の繰り返しです。
ただただ感動するほどに、言葉が見つけられないほどに、人間ってここまで強いものだったんだ。と
素直に思いました。
この本の冒頭の2つの言葉に、シャクルトンの人間性が言い表されています。
「探検に科学的な調査・発見を求めるならスコット。スピードと効率を求めるならアムンゼン。
しかし、災難に見舞われ、絶対絶命の危機に陥ったときには、ひざまづいて、シャクルトンが来て
くれるように祈れ。」 ― アプスレイ・チェリー=ガラード(極地探検家・1922年)
そして、部下の一人の言葉「ボスあなたならもどってきてくれると信じていました。」
決してあきらめないこと、そして全力で部下を守っていくこと。
どちらも、今の時代の経営者にとって重く、そして心の一番深い所に刻み込んでおかなければならな
い言葉だと感じました。
上司の方、経営者の方、お勧めの逸品です。ぜひ。
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